Stora Enso とテトラパックが、ベネルクスで飲料用紙容器のリサイクルを促進するための実現可能性の調査を開始

この共同イニシアチブは、新しいリサイクル施設を利用した循環型の紙由来の容器包装ソリューションの促進を目的としています。

フランス、パリ(2020 年 6 月 21 日) Stora Enso とテトラパックは、ベネルクスで高まるリサイクル要求に対応するために、飲料用紙容器の共有リサイクルソリューションに力を結集しました。 この実現可能性の共同調査には、ベルギーにある Stora Enso のランゲルブルヘ工場にリサイクル施設を建設する計画が含まれています。

ベネルクス市場で取り引きされる飲料用紙容器は、年間約 75,000 トンです。 これらのうち、70% 以上がすでにリサイクルのために回収されています。 しかし、ベネルクスには飲料用紙容器をリサイクルする既存の施設がありません。

テトラパックと Stora Enso は共同で、この地域で回収される飲料用紙容器から繊維を再生する、新しいリサイクルプロセスを立ち上げました。 リサイクルされた繊維は段ボールの原紙の原料として使用されます。ランベルブルへ工場では、この繊維を使用してリサイクルされた段ボール原紙を製造します。これにより完全な循環型のソリューションが実現します。 残ったポリマーとアルミニウムは、別の専門業者によって処理されリサイクルされる予定です。

ランベルブルへで提案されているリサイクルラインは、初めは年間推定 50,000 トンのリサイクルされた紙容器を処理する予定で、将来、容量を増加する可能性を維持しています。

このリサイクルプロジェクトは、Stora Enso が最近公表した実現可能性の調査とリンクしていて、ランベルブルへ工場の製紙ラインの 1 つをリサイクルされた段ボールの大量製造ラインに移行する根拠となるかもしれません。 この調査は 2023 年前半に完了する予定で、投資の決定次第では、リサイクルされた段ボールラインは 2025 年まで稼働する予定です。テトラパックとの共同調査はこのタイムラインに従っています。

「テトラパックは、この共同イニシアチブにより、大量の飲料用紙容器が回収される地域のベネルクスを研究対象として、地元のリサイクルインフラの改善による地元でのリサイクル促進へのコミットメントを明確にしています。 Stora Enso は、繊維のリサイクルに必要なノウハウと経験がある信頼できる重要なパートナーです。 Stora Enso と協力することで、多量の紙容器が回収されリサイクルされてゴミを減らすことができる、循環型ソリューションの導入が可能になります」と述べているのは、テトラパックのフランス & ベネルクス管理責任者の Chakib Kara です。

「Stora Enso では、常に、循環型紙容器の未来に向けたコミットメントを実現する機会を追求しています。 循環型の促進には、的確な投資とコラボレーションが必要です。

テトラパックと協力することで、価値の創造、循環性の強化、競争力の強化を同時に実現できます。」と、Stora Enso の LPB Aseptic and CUK 本部長、Markku Luoto 氏は述べています。

飲料用紙容器には、リサイクル紙の段ボールを製造するための優れた原材料である高品質の新鮮な繊維が含まれています。 ランベルブルへ工場は、地域の紙由来の包装容器循環型ソリューションを可能にする戦略的に重要な場所を提供しています。

詳細は、下記にお問い合わせください:

Stora Enso

Mandi Alaterä
包材部門、コミュニケーション & マーケティング担当、上級副社長
電話:+358 50 577 4040
mandi.alatera@storaenso.com

テトラパック

Olivia Fuchs
フランス & ベネルクス管理責任者
Olivia.fuchs@tetrapak.com
電話:+33 (0)675 697 308

Sam Jaspers
テトラパックの UPR Agency
sam@upragency.com
電話:+32 (0)499 283 400

 

Stora Enso について

グローバルな生物経済の一部を担う、Stora Enso は、容器包装、生体材料、木造建築物、紙の再生可能製品の大手プロバイダーであり、世界の私有林所有者のうちの一社です。 Stora Enso では、今日、化石由来の材料から作られるものはすべて、明日は木から作られると信じています。 Stora Enso は約 22,000 人の従業員を雇用し、2021 年の売上高は 102 億ユーロでした。 株式は、Nasdaq Helsinki Oy(STEAV、STERV)および Nasdaq Stockholm AB(STE A、STE R)に上場しています。 さらに、米国では ADR(SEOAY、storaenso.com)で取り引きされています。

テトラパックについて

テトラパックはお客様と緊密に協力し、安全な食品をいつでもどこでも入手できるように取り組んでいます。

世界中で、毎日、何十億リットルもの水、ミルク、ジュース、その他の液体食品が消費されています。 テトラパックでは、充填する製品の栄養価と風味を保つ、様々な容器を開発しています。 テトラパックの技術により、液体製品の容器包装と消費者への流通は非常に円滑になりました。

「紙容器のコスト以上のメリットを社会に還元しなければならない。」

これは、テトラパックの創業者で、四面体の紙容器を開発したルーベン・ラウジング博士の言葉です。 基本的なアイデアとして、ラミネートされたロール紙から筒状の容器を作り、飲料を充填して、液体面より下でシールします。

今日、テトラパックは液体食品の充填装置を提供する以外にも、数多くの製品を提供しています。 テトラパックはまた、アイスクリーム、チーズ、フルーツ、野菜、ペットフードなど幅広い製品に使用する、食品加工と容器包装の幅広い技術を提供しています。 テトラパックは、リソースを最適に使用するよう設計された、食品の加工、容器包装および流通に関する完全なシステムを提供しています。 テトラパックの食品加工処理システムは、製品を丁寧に取り扱うことを意識しながら設計されているだけでなく、製造プロセスと流通時の両方で原材料およびエネルギーの消費を最小限に抑えるように開発されています。 操業による環境への影響を抑え、食品の安全を支え、また食品が無駄にならないように環境面での効率に優れた容器を開発するなど、製品やソリューションの環境パフォーマンスの向上に努めています。

STORA ENSO OYJ

image of tomatoes and tomato sauce

液体のトマトソース

tetra pak plant based package

テトラパックの植物由来