スイス、ローザンヌ、2023 年 4 月 19 日 - テトラパックは、新しい形状、製品カテゴリー、地域を網羅する、認証済みリサイクルポリマーを使用した容器ソリューションの拡張により、リサイクルコンテンツ分野で新たな一歩を踏み出しました。
この拡張は、循環型ポートフォリオを目指すテトラパックにとって重要なマイルストーンで、廃棄物を資源に変え、業界の未使用の化石ベース材料への依存度を削減します。 これは、欧州委員会の包装材および包装廃棄物指令に関する提案が公表された、極めて重要な時期と重なります。2
業界が気候変動、循環型、回復力のある食品システムに関する欧州グリーンディールの目標をサポートする方法を模索する中、認証済みリサイクルポリマーを使用した飲料用紙容器が現在、ヨーロッパ各地のスーパーマーケットの棚に並んでいます。
これらのコラボレーションの他に、Savencia Fromage & Dairy の子会社である Elvir 社との連携による業界初の成功例があります。 Elvir 社は 2022 年、自社の Elle & Vire ブランドの飲料用紙容器に、認証済みリサイクルポリマーから作られたキャップを導入しました。
2021 年から 2025 年の間に、化石ベースのプラスチック生産量が 10.8% 増加すると予想されています3。 同時に、消費者の 86% が石油から抽出されるプラスチックの環境への影響を懸念し、この課題に取り組む最善の方法の 1 つがリサイクルプラスチックであると考えています4。 消費者は、この考えを行動に移し始めています。昨年は、これが消費行動に現れ、リサイクル材を使用した製品や容器を購入する割合が増えています。5
テトラパックの容器包装ソリューション担当執行副社長の 、Ola Elmqvis は次のように述べています。 「現在、テトラパックの紙容器には再生可能な素材が高い割合で使用されているため、他の多くの容器オプションよりも二酸化炭素排出量が低く抑えられています6。 しかし、テトラパックはお客様とともに、未使用の化石ベースの資源への依存を継続的に削減し、材料の循環を維持することでさらに前進したいと考えています。
このような行動は、テトラパックが、食品および飲料メーカーから消費者、政策立案者に至る利害関係者の期待に応えていることを示しています。 また、これが欧州委員会のPPWR提案が掲げる大きな目標と、安全な栄養へのアクセスの増加に向けて持続可能なイノベーションを加速するという、業界全体の意図にも大きく貢献していると私たち考えています。」
報道関係者向けお問い合わせ先
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テトラパック
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Lucia.freschi@tetrapak.com
1「認証済みリサイクルポリマー」とは、従来の機械的手段ではリサイクルできないプラスチック廃棄物の回収、分別、洗浄、処理を行って新しいプラスチックを製造する原料にするために支払うプレミアムが価格に含まれているプラスチックのことです。 この第三者認証は、必要な量のプラスチック廃棄物が新しいプラスチック生産の原料としてリサイクルされたことを証明し、エレン・マッカーサー財団が次のホワイトペーパーhttps://www.iscc-system.org/wp-content/uploads/2019/06/Mass-Balance-White-Paper.pdfで概説する循環型経済アプローチの実現を可能にします。
2欧州委員会の包装および包装廃棄物規制に関する提案の全文は、こちらからご覧ください。 https://environment.ec.europa.eu/publications/proposal-packaging-and-packaging-waste_en これには、プラスチックを含む様々な種類の包材のリサイクルについての目標が含まれています。飲料用紙容器に関連するのは、接触に敏感な非 PET 包材に設定された目標です。 その目標とは、2030 年 1 月 1 日までに 10%、2040 年 1 月 1 日までに 50% というものです。使い捨てプラスチック飲料ボトルには、異なるリサイクル含有量目標が適用されます。
3. Erema の報告によると、化石ベースのプラスチックの生産量は、2021 年の 3 億 7,000 万トンから 2025 年までに 4 億1,0000 トンに増加する見込みです。
4 出典: テトラパックの持続可能な容器包装に関する消費者調査レポート(2021年)
5 出典: テトラパックのリサイクルコンテンツに関する消費者への聞き取り調査 - 2022 年 10 月、次の 4 つの市場の 2,400 人を対象に実施。 オーストラリア、ドイツ、スペイン、米国
6 出典: 欧州市場における飲料および液体食品のテトラパックの紙容器と代替包装システムのライフサイクルアセスメントの比較(2020 年)