アースデイに先立ち、テトラパックがリサイクルに関するコラボレーションと投資を発表

 

スイス、ローザンヌ、2023年4月5日 - アースデイ(4 月 22 日)に向けて、テトラパックは、貴重な材料を埋め立て地に放置せずに使い続けることを推進する、リサイクルに関する最新の取り組みに注力しています。 これらのイニシアチブは、テトラパックが、世界中で数十年にわたり行ってきた回収やリサイクルインフラをサポートする投資の一部で、2010 年には世界中で 40 社足らずだった紙容器リサイクル事業者は、現在では 200 社以上になりました。

世界銀行によると、今すぐ大がかりな対策を講じなければ、世界の廃棄物は 2050 年までに 70% 増加すると予測されています2。 食品の容器包装は、世界中の人々に食料を供給する上で重要な役割を果たしていますが、回収してリサイクルしないと、食品の容器包装が問題を一層悪化させる可能性があります。 

テトラパックの新しいコラボレーションでは、追加のリサイクル能力を創出すること、回収率を向上させること、そして使用済み飲料用紙容器の材料を確実に経済社会に再投入できるようにすることを重視しています。 

 

Lucart 社のポリアルの粒

ポリアルリサイクルを拡大する Lucart Italy

テトラパックは、イタリアの製紙メーカー、Lucart Group 社と協働し、リサイクル済みの飲料用紙容器の回収とリサイクルを強化しています。

テトラパックのサステナビリティ事業担当副社長、Markus Pfanner は、循環型経済2の構築には、課題を機会に変える条件を生み出す規制の枠組みに支えられたシステム全体の行動と協力が必要であると強調します。 

Pfanner のコミットメント: 「私たち、「採掘して、作り、捨てる」の直線型消費モデルから循環型経済に移行する必要があります。 しかし、循環型ソリューションは、1 個人や 1 団体の努力で実現できるものではありません。科学者、政策立案者、リサイクル業者、業界関係者、市民が協力する必要があります。」 

紙素材で作った紙容器は、適切な回収、分別、およびリサイクルのインフラストラクチャが整備されたところではリサイクル可能です。 テトラパックは、2021 年に世界で 120 万トン3の飲料用紙容器が回収され、リサイクルのために送られたと推定しています。ただし、実際の状況は世界中で断片的で、長期的な変化は、回収行動、革新的なイノベーション、大胆な投資を通してのみ起こりえます。 

テトラパックは2022 年に、世界中のプロジェクトを対象に約 3,000 万ユーロ4を投資しました。今後数年間は、飲料用紙容器の回収とリサイクルの目標に沿って、年間最大 4,000 万ユーロまで投資を増加する計画です。 テトラパックは、ACE(the Alliance for Beverage Cartons and the Environment)活動の一環として、EU 内で 2030 年までに飲料紙容器のリサイクル回収率を 90%、リサイクル率を 70% にするという業界の目標を支援しています

テトラパックの目標には、事業を展開するすべての国で容器の国家リサイクル基準を実現すること、および、プラスチックの循環型経済に関する共通のビジョンであるエレン・マッカーサー財団のグローバルコミットメント5の達成も含まれています。 

複数の利害関係者との協力によるリサイクル能力の拡大から、リサイクル材の新たな市場チャンスの拡大を通して、より総合的な廃棄物管理システムのために分別の再開発に向けて、テトラパックのリサイクルイニシアチブは、使用済み紙容器のすべてのコンポーネントを高品質の材料と商品に生まれ変わらせるための支援となります。 

テトラパックの回収 & リサイクル担当副社長、Christine Levêque は次のように述べています。 「テトラパックの環境型のアジェンダには 3 つの原則があります。 それは、廃棄物と汚染の排除、製品と材料の循環型使用、自然のメカニズムの再生です。 このヒーローイニシアチブでは、高品質な素材を持続的に流通させ、新しい素材を極力使用しないためには、イノベーションと現状を変える強い推進力が鍵であることを示しています。 これらの進展は、回収とリサイクルの拡大に必要な変革を推進するために、リサイクル業者、地方自治体、食品・飲料メーカーと日々コラボレーションしている、世界中の 70 人のテトラパックの専門家たちがいなければ実現できませんでした。」

 

報道関係者向けお問い合わせ先

Lucia Freschi
テトラパック
電話: +39 347 2632237
lucia.freschi@tetrapak.com

 

1https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2018/09/20/global-waste-to-grow-by-70-percent-by-2050-unless-urgent-action-is-taken-world-bank-report
2循環型経済は、気候変動、生物多様性の損失、廃棄物、汚染などの地球規模の課題に取り組むシステムソリューションの枠組みです。 - エレン・マッカーサー
3「トン」は、メートルトンです。
4OPEX および CAPEX 両面での投資
5https://ellenmacarthurfoundation.org/global-commitment-2022/overview

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テトラパックと Uniboard がエジプトで提携

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中国初の分別センター - 画像提供:Luhai Pro-environment

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