テトラパック、カーボンフットプリントの低い Circle Green ステンレス鋼を採用したホモゲナイザー製品群を発売

 

スイス、ローザンヌ、2024 年 5 月8 日 – 本日、テトラパックはホモゲナイザーポートフォリオの拡大を発表します。世界の業界平均と比較してカーボンフットプリントが最大 93% 低い材質である Outokumpu Circle Green®1ステンレス鋼を使用した機械を提供しています2。この革新的な素材は、6 月からヨーロッパのテトラパック® ホモゲナイザーラインの全モデルでオプションとして利用可能となり、その後、年内にグローバルに展開されます。

世界の二酸化炭素排出量の約 7% が鉄鋼業界から排出されており3、新しい形態のステンレス鋼による革新は、温室効果ガス(GHG)の全体的な排出量を削減する上で重要な役割を果たしています。食品飲料(F&B)業界では、乳製品飲料から卓上ソースまで、あらゆる製品が生産プロセスの一環として均質化処理に依存しています。

Circle Green ステンレス鋼製フードを備えたテトラパック® ホモゲナイザーを選択することで、F&B メーカーはスコープ 3 の排出量を削減するための実行可能な手段を得ることができます。これはネットゼロの目標達成において不可欠でありながら、困難な側面です。モデルによってはホモゲナイザーで Circle Green を使用すると、機械 1 台あたり 160kg~ 1,370kg の CO2 排出量を削減できます4。Circle Green のバリエーションは、耐久性、信頼性、操作性など、同ラインの他のテトラパック® ホモゲナイザーと共通の利点を提供します。

持続可能なステンレス鋼のグローバルリーダーである Outokumpu との戦略的コラボレーション。これは、両社がテトラパックの設備ポートフォリオ全体で Circle Green の他のアプリケーションを検討するというパートナーシップの始まりです。この取り組みは、F&B メーカーが持続可能性の目標を達成し、進化する環境規制を確実に遵守するよう、さらに支援することを目的としています。

ポートフォリオの立ち上げは、2050 年5までにバリューチェーン全体でネットゼロを達成するというテトラパック自身のコミットメントに向けた第一歩です。エネルギー、水、および CIP洗浄(CIP)の最適化に対する工場全体のアプローチを取るとともに、機器製造に関連する排出量を考慮し、F&B メーカーの排出量を総合的に見つめることを目指す一連のソリューションを形成します。

Outokumpu、欧州担当執行副社長、Niklas Wass は次のようにコメントしています。「低排出ステンレス鋼は、世界の持続可能性ソリューションの中核をなすもので、グリーンへの移行を加速させる上で重要な役割を担っています。食品飲料業界は、低排出鋼が大きな影響を与える良い事例です。当社はテトラパックと提携し、この変革的なイニシアチブに取り組めることを誇りに思います。バリューチェーン全体の脱炭素化を促進する持続可能なソリューションの提供と開発を進めていきます。この二社間の協力は、製造分野における排出削減に向けた具体的なアクションです。」  

Fiona Liebehenz、テトラパック プラントソリューションおよびチャネル管理、キーコンポーネント担当副社長は次のように述べています。「イノベーションは、ビジネスとしての当社の理念と持続可能性へのアプローチの中心にあります。Circle Green を当社の製品ポートフォリオに組み込むことは、最新のイノベーションを活用して上流の排出量を改善すると同時に、お客様の拠点での排出量削減にも貢献する重要なステップです。それぞれの持続可能性目標の達成に向けてテトラパックとお客様が協力することは、「大切なものを包んでいます」という当社のモットーの根幹にある考え方です。
 

報道関係者向けお問い合せ先
Henry Stout
テトラパック
Henry.stout@tetrapak.com

PR エージェンシーへのお問合せ:
Dani Marks
テトラパックの Brands2Life
電話:+44 207 592 1200
tetrapakcorporate@brands2life.com

1https://www.outokumpu.com/en/expertise/2023/your-questions-about-circle-green-answered
2世界平均 CO₂ 排出量(2023 年):ステンレス鋼 1 kg あたり 7 kg CO2e(CRU 社、世界ステンレス協会、コーボルト&パートナーズ社が提供するデータに基づきオウトクンプ社が計算)。オウトクンプ社製サークルグリーンの CO₂ 排出量:ステンレス鋼 1 kg あたり 0.5 kg CO2e まで減少。  
3IEA。(2020)。鉄と鉄鋼技術のロードマップ。
4CRU 社および世界ステンレス協会のデータに基づくオウトクンプ社の計算:欧州平均 2.8 t/tco2、サークルグリーン 0.57 t/tco2。
5https://www.tetrapak.com/sustainability/focus-areas/climate-and-decarbonisation/decarbonising-the-value-chain#ambitions-targets

ダウンロード用の画像

テトラパック ホモゲナイザー 500

テトラパック ホモゲナイザー 500

ホモゲナイザーの隣に立つ男女

テトラパック ホモゲナイザー