テトラパックが SEAL ビジネス・サステナビリティ・アワード 2025 で環境イニシアティブ賞を受賞
バリューチェーン全体で生物多様性の喪失と水の安全保障に取り組む業界をリードする戦略としてテトラパックの「自然へのアプローチ」フレームワークが認められました。
2025 年 1 月 29 日、スイス、ローザンヌ - 2025 SEAL Business Sustainability Awards においてテトラパックの「自然へのアプローチ」フレームワークが評価され、同社は環境イニシアティブ賞を受賞しました。SEAL (Sustainability, Environmental Achievement and Leadership) アワードでは、大手企業がその専門知識を活用してバリューチェーン全体のパートナーを導き、協力することで自社の持続可能性目標を実現し、規制要件に対処する方法を示す業界をリードする事例としてテトラパックのフレームワークが高く評価されました。
テトラパックは、バリューチェーン全体で自然に関連する影響に対処するため、2024 年に包括的な「自然へのアプローチ」フレームワークを立ち上げました。この野心的なアプローチは、具体的な行動と 20 以上の測定可能な目標および実践的な行動に基づいて構築されており、自然の喪失阻止と回復、生態系の回復の支援、水の安全保障の強化に対するテトラパックの貢献を定義しています。
このフレームワークは、社内の目標や行動だけでなく、使用済みの包装製品に関連するものを含め、サプライヤーやお客様が及ぼす自然に関する影響にも対応しています。
このフレームワークでは、既に大きな進展が見られています。テトラパックは自社事業において、 （2019 年を基準年として）2030 年までに総取水量を 35% 削減することを目指しています。これに関する成功例として、中国にあるテトラパックの昆山事業所は雨水の利用を導入して 6,000 m² 以上の緑化植物を灌漑し、年間の水の使用量を 120 トン以上削減しました1。
テトラパックの気候・自然担当副社長、Francesca Priora は次のように述べています。「テトラパックの『自然へのアプローチ』フレームワークが SEAL アワードを受賞したことを光栄に思います。この受賞は、当社のバリューチェーンが自然に与える悪影響を低減し、景観の回復を支援することで、自然の喪失を食い止めるという当社の取り組みが認められた結果です。」
「テトラパックは、生態系を回復し、水の回復力を向上させる旅において、お客様、サプライヤー、パートナーと協力できることを誇りに思います。『自然へのアプローチ』は、すべての人にとってより安全かつ強靭で、持続可能な未来を確保するために、食品システムの変革に向けて協力している方法の 1 つです。」
このフレームワークは、Business for Nature が主催の共同グローバルキャンペーンである「It’s Now for Nature（今こそ自然のために）」からも高い評価を受けています。Business for Nature は、100 を超える影響力のあるパートナー組織と先進的な企業が結集し、「すべての人々のために、2030 年までに自然に配慮した経済を実現するよう信頼できるビジネス行動と政策意欲を推進する」ことを目的とした連合体です2。
SEAL アワードの詳細と受賞者一覧
「自然へのアプローチ」の定量的目標や実践的行動などの詳細をご覧ください。
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