伝統

テトラパックの社名の由来となった最初のテトラヘドロン型紙容器の発明から、食品加工処理および容器包装ソリューションの世界的リーダーになるまでの背景にあるストーリーをご覧ください。

ルーベン・ラウジング博士、テトラパックの創立者

必需食料品を配布するためのより衛生的で実用的な方法の必要性を認識した後、テトラパックの創設者が多くの技術的難題を乗り越えながら、スカンジナビア初の包装会社を設立した様子をご覧ください。

ルーベン・ラウジング博士、テトラパックの創立者

違いを生み出す改革

テトラパックは 70 年以上にわたり、安全な食品をどこでも入手できるようにすることを目的として改革を続けてきました。「大切なものを包んでいます」のモットーに基づき、そして、「食品、人々、地球を守ります」という私たちの約束を果たします。今日の食品加工処理および容器包装ソリューションの世界的リーダーとして、テトラパックを形作った出来事を年代順に見てみましょう。

1950 年 1960 年 1970 年 1980 年 1990 年 2000 年 2010 年

1950 年 – 形になったアイデア

1951 年

テトラパックの創立

AB Tetra Pak（エービーテトラパック）は、ルーベン・ラウジング博士によってスウェーデンのルンドに設立され、最初のテトラヘドロンの形状をした牛乳の紙容器クラッシックが発表されます。

1952 年

現実になったビジョン

テトラヘドロン型紙容器用の最初の充填機が、100ml のテトラ・クラシック紙容器にクリームが充填するために、ルンドに拠点を置く乳業会社 Lundaortens Mejeriförening 社に納入されます。

1953 ～ 56 年

スウェーデン国外への初めての輸出

1954 年、テトラパックの充填機のスウェーデン国外へ初めての輸出先は、ドイツ、ハンブルグにある Alster Milchwerk 社でした。1956 年までフランスやイタリアへ拡張されました。

1960 年 – 誰もがどこでも

1960 年

9,000 キロを越えてメキシコで実現したアイデア

スウェーデン国外で初となる包材製造工場がメキシコで始動します。製造能力は年間 10 億個を超えます。

1961 年

初めて公開された無菌充填技術

スイスのトゥーンで開かれた記者会見で、「無菌牛乳」製造機が発表されました。この画期的なイノベーションにより、細菌を含まない牛乳の安全な包装が可能になり、冷蔵を必要とせずに食品を安全に世界中で入手可能にする世界が生まれました。

1962 ～ 64 年

拡大する無菌充填技術

米国での包材工場の開設、ヨーロッパ以外ではレバノンでのテトラ・クラシック無菌充填機の初めての設置と、無菌包装用機械の納入が続きます。紙容器の年間製造能力は 35 億個以上です。

1962 年

適切な栄養で子供たちを支援

教育と適切な栄養を結びつける、テトラパックの紙容器を使用した最初の学校牛乳プログラムがメキシコで導入されます。今日、学校給食プログラムは、56 か国の 6,800 万人の子供たちに牛乳または強化飲料を提供しています。

1969 年

世界標準を生む改革

1969 年には、軽くて丈夫で扱いやすく、流通しやすいテトラ・ブリック® アセプティック容器が発売されます。初の長方形の形をしたテトラパック牛乳用紙容器は、パレットに積み込むための新しい国際基準にきちんと適合するように設計され、食品業界に改革をもたらす一助となりました。

1969 年

世界を変える無菌容器包装

ラウジング博士は、牛乳を新鮮で栄養豊富に保つ方法を開発できれば、発展途上国に輸出できることを分かっていました。「無菌処理と包装は、過去 50 年間の食品技術における最も重要なイノベーションです。」アメリカ食品技術研究所

1970 年 – 新しい市場へ拡大

1971 年

これまでより、より速く

テトラ・レックスの機械は、その高い処理能力にも関わらず代替モデルと同様に低速で動作し、お客様に摩耗が少なく、信頼性の高い動作と高い精度を提供します。これは、カートンの包材が 4 つのマガジンに一度に 2 枚ずつ供給されるためです。

1973 年

食品の安全性を詳しく探求

シュトゥットガルトに拠点を置いた認定界面化学の研究所が開設され、食品の安全性を研究する初の専用センターとなります。

1979 年

中国での幕開け

テトラパックは、1961 年の北京見本市の展示に続き、テトラ･ブリック® アセプティック充填機を初めて中国に納入します。

1980 年 – 新技術の開拓者

1981 年

信頼性を保証する接続

テトラパックメンテナンスシステムが全世界に向けて稼働を開始し、加工処理装置と充填機器のタイムリーなメンテナンスを保証し、お客様の運用をスムーズかつ効果的に継続して稼働させます。

1986 年

姿を現した新しい形状

最新の低温殺菌乳製品用容器包装システムの試験販売がベルギーで成功を収めたことを受け、最初のテトラ・トップ® 充填機がスペインに納入されます。

1988 年

食品安全基準の画期的な進歩

液体食品の加熱と冷却に不可欠なテトラパック® チューブ式熱交換器の登場が、ひとつの画期的な出来事を記しました。この装置は、ヨーロッパの最新の食品安全基準を満たして、2020年、権威ある欧州衛生工学・設計グループの認証を取得しました。

1990 年 – 変化する消費者のニーズに応じた改革

1991 年

運用の最適化のための統合

アルファラバルの買収に伴い、統合ソリューションの立ち上げが開始され、過去数十年間の最新テクノロジーが統合されます。これにより、最適な食品の安全性、品質、効率が保証され、その結果、お客様の運用の改善、信頼性の高い食品と飲料の製造が実現しました。

1993 年

消費者の要求に応じたデザイン

消費者の使い勝手を念頭に置いた、再封できる初の開け口、テトラ・リキャップ™ が発売を開始します。この革新的なキャップに続き、2011 年に発売されたドリームキャップ™ など、他の多くの革新的なキャップが開発されます。これにより外出先で飲み物を楽しみたい消費者の要求を満たしました。

1997 年

安全な食品を手ごろな価格で提供する改革

8 面形状のテトラ・プリズマ® アセプティック容器は、飲むときにしっかりと握ることができて快適で、あらゆるサイズの手に完璧にフィットするように設計されているうえ、消費者に向けたブランド強化のためのスペースが広がります。

1997 年

持ち歩きが可能な人間工学に基づく紙容器

1998 年

1 つのシステムで得られる効率化と制御

食品製造のために特別開発されたオートメーションと情報のソリューション、テトラパック® プラントマスターの最初のバージョンが発表され、メーカーは、単一の制御とデータ管理システムを通じてプラント全体を管理できるようになりました。

2000 年 – 重要視される品質と効率

2000 ～ 2004 年

高い製造能力と柔軟性を誇る容器包装ライン

テトラパック® TBA/22 充填機は、テトラパック初の高速充填包装ラインで、紙容器の生産能力が 7,500 個から 20,000 個に向上しました。2004 年には、高い適応性を備えたテトラパック® C3/Flex 充填機が発売され、お客様は異なる容量の紙容器を切り替えられるようになりました。

2004 年

常温保存可能な食品用のよりスマートな容器の選択肢

テトラ・リカルト® 容器は、包材と製品の両方を滅菌する紙容器包装システムを導入することにより、長期保存可能な食品市場に革命を起こしました。これにより、従来は缶やガラス瓶に詰められていた食品を常温で安全に流通できるようになり、防腐剤を使用する必要がありません。

2009 年

チーズカテゴリーの効率の最大化

1 つの工程でホエー排出、事前圧縮、正確なチーズブロックの形成、および凝乳のモールド充填を行う完全に自動化された連続システム、テトラパック® カソマチックシステム SC7 が発売されます。

2010 年 – 持続可能性基準の引き上げ

2010 年

進化を続ける乳製品の製造

テトラパック® OneStep テクノロジーは、UHT 牛乳生産を再定義し、複数のステップを 1 つの効率的なプロセスに統合します。低温殺菌と保管が必要なくなったため、処理時間が数時間に短縮され、運用コストを最大 50% 削減できます。

2015 年

世界初、植物由来の紙容器の誕生

テトラ・レックス® 植物由来の紙容器は、植物由来の素材のみで作られた世界初の紙容器です。この紙容器は、森林管理協議会（Forest Stewardship Council™、FSC™）が認定・管理する森林から調達された板紙と、原材料まで遡って完全に追跡できるサトウキビ由来のプラスチックで作られています。

2016 年

リサイクルのための設計

キャップとトップに植物由来のプラスチックを使用したテトラ・トップ® 容器の最初の紙容器が発売されます。この容器は、サトウキビ由来の再生可能な高密度ポリエチレン（HDPE）を使用し、含有する再生可能な資源が 53% から 82% に増強されています。スリーブには FSC™ 認証のリサイクル可能な板紙が使用され、責任ある選択をかなえます。

2017 年

持続可能性パフォーマンスによる食品の安全性

従来の過酸化水素の代わりに電子ビームを使用する eBeam 滅菌技術は、包材の滅菌性能を保証しながら、お客様の運用コストを削減し、電力消費量を削減することで環境パフォーマンスを向上させます。

2018 年

お客様の事業の成長を可能にする

テトラパック® プラントセキュアの発売により、お客様は長期にわたるコストとパフォーマンスの向上を実現できます。このサービスは、お客様の運用全体にわたるインサイトと推奨事項を提供することで、効率を向上させ、事業の成長をサポートします。

2018 年

プレミアムアイスクリーム市場向けのソリューション

テトラパック® エクストルージョンホイールの発売により、大きな粒子のフルーツやナッツを含むプレミアムアイスクリーム製品の製造が可能になりました。このイノベーションはまた、サンドイッチ、バー、スライスなどの様々な形状の製品開発も実現します。

2018 年

紙容器のデジタルライフ

テトラパック® Connected package が発売されます。独自のスキャン可能なコードにより、紙容器を本格的なデータキャリアとして利用できるようになり、消費者のエンゲージメントと情報共有の強化に役立ちます。

2019 年

世界で最も持続可能な食品用紙容器に向けて

テトラパックは、テトラパックの紙容器のコンポーネントとヨーロッパ初の紙ストローにリサイクルポリマーを使用することで、製品のリサイクル可能性を促進する目標を実現します。2021 年、テトラパックは世界で最も持続可能な、しかも完全に再生可能でリサイクルできる食品用紙容器の創出を目標に掲げています。

2019 年

エネルギー効率の改善

新しいテトラパック低エネルギーの JNSD 製造ラインが IFU 2019 イノベーションアワード（IFU 2019 Innovation Award）を受賞しました。新しいラインは水の消費量を 50% 削減し、エネルギー消費量を 67% 削減します。

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リーダーシップ

テトラパックのリーダーシップチームは、協力と責任の文化によってお客様重視とイノベーション、環境への取り組みを推進し、人材育成を奨励します。

テトラパックのリーダーシップチームの紹介 ⁠

戦略

テトラパックの目的に忠実であり続けるということは、増加する人口にどのように持続的に食料を供給するかという問題を解決するために、将来を見据えることです。2030 年までに、テトラパックは食品業界の統合パートナーとなり、最先端の持続可能なソリューション、最適な成果、最高のお客様体験を提供したいと考えています。

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目的

テトラパックは、食品をどこでも安全に入手できるようにすることを約束し、テトラパックのモットー「大切なものを包んでいます」の誓約のもとに、そして、「食品、人々、地球を守ります」という私たちの約束を果たします。この目的は、テトラパックの行動すべての原動力であり、あらゆる意思決定の核心部分です。

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会社

テトラパックでは、テトラパックのお客様が成功を手にできるように、また世界中の何億もの人々が安全な食品を入手できるように支援するソリューションと技術を開発しています。

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価値観

テトラパックは共通の文化と価値観によって団結しています。テトラパックの中心をなす価値観は、異なる文化、国、背景を結びつけるグローバル組織にわたって貢献するうえで役立ちます。

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事業実績

160 か国以上で 23,000 人以上の従業員が毎日、テトラパックの目標を達成するために働いています。2022 年には 1,930 億個の紙容器を販売しました。私たちが共有したいことは他にもたくさんあります。

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