資材回収施設(MRF)1でのロボットによる分別で紙容器のリサイクル効率の向上を図る紙容器協議会

テトラパックは、北米の紙容器協議会の創設メンバーとして、米国とカナダのリサイクル技術と地元の回収プログラムのサポートで極めて重要な役割を担っています。

自動リサイクル施設の概要

画像: AMP Robotics のリサイクルシステム

背景と取り組み - 米国とカナダにおけるリサイクルのサポート

テトラパックは、北米の紙容器協議会の創設メンバーです。この協議会は、米国とカナダのリサイクル技術と地元の回収プログラムの支援に取り組む紙容器メーカーの非営利団体です。 紙容器協議会は、取り組みの一環として、回収した再生可能資源を引き受け分別する原材料回収施設(MRF)に助成金を提供しています。

結果 - より効率の良いリサイクルを実現するイノベーションと技術

この助成金で、MRF は紙容器の分別に役立つ様々なタイプの機器を購入できます。 最近では、その機器に紙容器を分別する人工知能(AI)を搭載したロボットシステムが組み込まれ、分別の効率と精度が向上しています。 紙容器はグレード 52 のベール状にされ、その後フルカートンリサイクル業者または製紙工場に送られますが、MRF は、これらの紙容器を補足する能力を高めることができます。 グレード 52 は、ティッシュなどの紙製品、印刷や筆記用の用紙、紙コップ、食品グレードの包材、建築資材、パルプ成形品などの製造に使用できます。

紙容器協議会は多額の助成金を提供しており、その結果、AMP などのロボットシステムが、フロリダ、カリフォルニア、ミネソタ、ペンシルバニア、コロラドなど、全米各州の MRF に配備されました。 これにより、MRF はリサイクル用にグレード 52 のより高品質なベールを生成できるようになり、循環型経済1に貢献しています。

将来の展望 - 紙をリサイクルするインフラの向上と強化

紙容器協議会は、紙容器をグレード 52 に分別できるインフラストラクチャの助成金で、各地域の MRF を引き続き支援していますので、紙容器リサイクルへのコミュニティアクセスが増え、紙容器リサイクル率が増加するでしょう。

1MRF(資材回収施設)とは、最終的なバイヤーに販売するリサイクル素材をシングルストリームに分別処理する工場です。

紙容器を分別するリサイクル用ロボットアーム

画像: 異なるリサイクル素材を正確に効率よく分別する人工知能(AI)搭載のロボット分別システム

所在地
米国

パートナー
紙容器協議会(Carton Council)

その他の情報
リサイクルの考えを変える AMP Robotics

テトラパックのお問い合わせ先
Jordan.Fengel@tetrapak.com