消費者にとってますます重要になる、環境に優しい紙容器

市場調査会社の Innova Market Insights によると、「going full circle(一巡する)」 を含む 2018 年の上位 5 つのトレンドの中で、「mindful consumer(高い意識を持つ消費者)」の増加に注目が集まっています。

この調査では、「世界の消費者の半数以上が環境に優しい包装を重要視している」ことが明らかになっています。

テトラパックの調査もこれを裏付けています。 テトラパックが Ipsos の協力を得て実施した最近の調査によると、

  • 消費者の 43% は、環境に優しい紙容器を使用しているブランドの商品購入を検討する可能性がはるかに高いと述べています。
  • また消費者の 42% が、購入する製品に環境ロゴが付いているか確認していると述べ、57% はロゴによりブランドの信頼性が高くなると述べています。
  • 消費者の 18%、5 人に 1 人が、環境上の理由でブランドや製品の購入をしないと答えています。

「私も含め、消費者が容器の表示に注意するようになっているため、テトラパックはその環境に対する見解を具現化するラベルを探しています。 テトラパックは地球にとって良いと思われる行動を取り、責任ある消費者でありたいと考えています。」と、テトラパックのサステナビリティ部門副社長、Mario Abreu は述べています。

より高いサステナビリティを求める消費者

大多数の消費者がますます環境を意識するようになっているため、企業がその意思に沿うことが重要であると Abreu は述べています。そして、環境に関する信頼性を伝える最も簡単な方法の 1 つは、包装容器の選択です。

「環境に配慮する消費者はもはや当たり前の存在です。」と Abreu は述べ、さらに次のように続けました。 「私たちは、この現象を二次包装やプラスチックの議論の中で認識していますが、世界中の消費者にとっては、リサイクルができるかどうかがますます重要な要素になっています。」

テトラパックの調査によると、ほとんどの国の食品メーカーと小売業者は、紙容器が最も環境に優しい容器であると考え、67% がすでに環境ラベルを使用しています。 リサイクルのロゴは、消費者に最も理解しやすく、アピールするものであると考えられています。

Abreu は、消費者が、環境に関する責任に関する証明表示に慣れ親しみ、それを求めることに慣れるにつれて、他のメッセージも消費者にアピールするようになると予想しています。 企業の 65% は、責任調達されたまたはリサイクルされた材料をすでに使用しています。

「FSC™(Forest Stewardship Council™/ 森林管理協議会)の取り組みについて関心が高まる中、再生可能性という概念が理解され、化学的な工程や介入なしで自然に生長した木などの資源を使用することも普及しています。」

Abreu は、スチール缶やガラス瓶の 5 分の 1 の二酸化炭素排出量の紙容器のテトラ・リカルトは、意識の高い消費者の台頭を歓迎していると述べています。 「テトラ・リカルトは最も環境に優しい代替製品であるとともに、テトラパックが述べているように 2 世紀先の缶詰の姿です。」

テトラパックの FSC™ ライセンスコードは FSC C014047 です。

参考文献:

Packaging Insights: Innovation Insights in Sustainable Packaging Materials(2018 年 4 月、Innova Market Insights)

環境報告書 2017: テトラパックとIpsosの共同実施、概要レポート、2017年7月

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