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2018 年 8 月 1 日
ホンジュラス
ホンジュラスの乳業界は、子どもたちの栄養状態と農家の生計を改善する可能性を秘めています。 テトラパックは、お客様の Lacthosa 社とホンジュラス政府と協力して、小自作農家に対する技術支援と技術移管による乳業界の活性化に取り組んでいます。
ホンジュラスでは、食の安全と栄養摂取が大きな課題になっています。 世界食糧計画によると、同国の貧困者率は 68% で、子供の 4 人に 1 人が慢性的な栄養失調に苦しんでいます。
ホンジュラスでは農業が最も重要な経済部門であるにもかかわらず、工業的に加工される牛乳生産は 1 年あたりでわずか 35% と、乳業界の発達には大きな偏りがあります。 乳牛 1 頭あたりの 1 日の平均牛乳生産量が低いことから、乳牛はほとんどの場合 2 つの目的に使用されており、それが長期的に農家の収益に影響を及ぼしています。 また、ホンジュラスの平均牛乳生産量も低い状況です。
他国でのテトラパックの経験に基づき、テトララバルの Food for Development と Tetra Pak Central America & Caribbean は、地元のお客様である Lacthosa 社とデイリーハブプロジェクトを実施しています。 「Lacthosa 社はこの画期的なイニシアチブに参加し、乳業界へのコミットメントを再確認しました。 Lacthosa 社は企業として、酪農家を支援する課題に取り組み、ホンジュラスの人々に栄養価の高い製品を提供しています」 - Elena Kafie 氏、Lacthosa 社副社長。
テトララバルの Food for Development は、Lacthosa 社が実施する農家の初期評価とトレーニングを支援しています。 テトラパックは 3 つの地域から得たデータを基本データとして統合し、現在、このプロジェクトは 1013 か所の農場を対象とするまでになりました。 2018 年には、この範囲を 1,240 か所まで拡大することを目標としています。
小自作農家にとって第一の価値は、Lacthosa 社が彼らが生産した牛乳を収集し、市場までのルートを提供してくれることです。 「牛乳サプライヤーとして Lacthosa 社は、デイリーハブプロジェクトから提供された支援やアドバイスに感謝しています。 これまで進展を目の当たりにしてきました。それは、現在、より高品質な牛乳を提供する際に見ることができます」 - Héctor Ferreira 氏、酪農家。
現在、テトララバルの Food for Development の乳製品スペシャリストが、Lacthosa 社の拡大サービス社員に対して、飼育、動物の栄養学と健康、牛乳の衛生状態と品質、再生産についてトレーニングを実施しています。
「テトララバルの Food for Development とテトラパックと共に発展させているデイリー・ハブ プロジェクトの協力関係については非常にありがたく感じています。 これは、Lacthosa 社の牛乳サプライヤーとの関係を強化する点で大きく寄与しています。 これまでに、Lachthosa の社 15 人のエクステンションサービス責任者と 100 人を超える小自作農家が、テトララバルの Food for Development が提供する知識を用いたトレーニングを受講しました。 既に牛乳の品質には改善が見られます」 - Christopher Millensted 氏、Lacthosa 社サプライヤー開拓担当主任。
2018 年には、さらに 200 軒の農家がこのイニシアチブに参加することを目標にしています。時がたつにつれ、このプログラムは牛乳の品質と生産量、小自作農家の収益をさらに改善します。 近い将来、この乳製品開発イニシアチブによって国の学校給食牛乳プログラムが再開し、それによって子供たちの栄養状態と発達の改善につながることが期待されています。