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ユニセフのデータによると、イラクの子どもたちの慢性的な栄養不良は、複数の長期的な影響を伴う大きな課題です。 栄養不良は子どもたちの生存の可能性を低減させ、健康と成長を妨げます。イラクでは、5 人に 1 人の子どもが、年齢に対して身長が低い発育阻害に苦しんでいます。小児期の慢性的な栄養不良は、子どもたちの認知能力や学業成績にも永続的な悪影響を及ぼす可能性があります。1
テトラパック アラビア は、現地のお客様である Alssad 社と協力して、イラクの学校の子供たちに牛乳を提供しています。現在の牛乳プログラムは、国連世界食糧計画とイラク教育省が運営する広範な全国学校給食プログラムの一環です。 2021 年~ 2022 年度には 35 万人の子どもたちに牛乳を供給しており、2024 年~ 2025 年度には 360 万人の子どもたちに牛乳を供給することを目指しています。2
まだ試験段階ですが、牛乳部門では約 7,000 人の生徒がテトラ・ブリック®アセプティック 250ml 紙容器入りの白牛乳を飲んでいます。この取り組みは、同国の 3 つの州(ディヤラ州、ワシト州、アル・ディワニヤ市(アル・カーディシーヤ州))の一部で実施されています。
結果
安全で高品質な牛乳という形で学校で定期的に栄養を摂取することによって、子どもたちの健康状態が改善し、認知能力や学業成績も向上するはずです。牛乳が学校で自由に入手できるというこの事実は、子どもたちが学校に通う動機にもなり、それによって国の非識字率が低下すると思われます。
「テトラパック アラビアは、Alssad Company for Food と協力してイラクの子どもたちの健康と教育に良い影響を与えられることを誇りに思います。試験的な学校牛乳プログラムの成功の後、私たちは安全で栄養価の高い牛乳を国内のより多くの場所のより多くの学校に提供する支援を続ける予定です」
– Niels Hougaard、テトラパック アラビア地域担当マネージング・ディレクター
今後の展望
イラク教育省(MoE)と国連世界食糧計画(WFP)は、イラク全土の 360 万人の学童を対象に学校給食へのアクセスを拡大することで合意しました。パートナーは、今後 4 年間でプログラムを拡大し、支援を必要とするすべての子どもたちに、学校に通い続け、彼らの学習と将来を支援するためのより良い機会を提供することを計画しています。
2024 年の計画では、125 ml のテトラ・ブリック® アセプティック紙容器に入った白牛乳を配布することで、現在 7,000 人の子供たちに届けている学校牛乳プログラムの規模を拡大する予定です。テトラパックのお客様である Alssad 社は、この拡大を支援するため、加工と包装の能力を増強しています。
1 出典:ユニセフ
2 出典:WFP、GCNF