充填機の充填性能を改善する方法を常に模索しています。ここでは、テトラ・レックスの 3 つの新しいアップデートと、部品摩耗の低減、飛散の低減、モーター性能の向上など、充填性能をより高度なレベルに引き上げる方法を見ていきます。
1. 新しい UPV アルゴリズムで正確な充填を実現
充填プロセスにおける重要なステップの 1 つは、ユニバーサル製品バルブ（UPV）の開閉です。正確な開閉により、充填膜への後垂れや摩耗などの充填コンポーネントへの損傷がなく、パッケージに正しい容量を充填します。
UPV に新しいアナログセンサーを導入することで、開閉時の位置と速度を確認・制御できます。
新しい自己学習アルゴリズムのおかげで、テトラ・レックスは充填ポンプの位置に関連する UPV の位置を監視します。バルブを開閉するタイミングを正確に判断でき、この調整を自ら制御できます。
お客様における充填最適化で時間のかかる作業は、多くの場合、必要なオーバーラップとタイミングを実現するために UPV バルブの空気制限器を微調整することです。新しいセンサーとアルゴリズムにより、この手順ははるかに効果的になり、時間を節約できます。
これは、機械を初めて運転するときの時間節約において改善になるだけでなく、新機能も継続的に最適化されます。これにより、バルブの状態に基づいて最適化を続ける中で、空気圧式 UPV の摩耗が低減されます。
2. ステーションチェーンの改善により、動きを最適化
充填を改善する際には、ステーションチェーンを忘れないことが重要です。チェーンの改善がなければ、改善された充填自体には効果がありません。
新しいステーションチェーン動作は「より高い解像度」を備え、マシンサイクル中のすべての位置でチェーンがより微調整されるようになりました。これは、ステーションチェーン自体の動作がより最適化されることを意味し、チェーンの摩耗が軽減され、同時にモーターの性能が向上します。
テトラ・レックス充填機のステーションチェーンの動きが改善されたことで、充填プロセス中にチェーンが開始したり停止したりするタイミングをより良く制御できます。
チェーンが停止しているときは、荷物が持ち上げられたときに傾いて不均一な分配になるのを防ぐために、チェーンをリフターと一直線にする必要があります。新たな最適化により、荷物の持ち上げが同期され、停止がよりスムーズになります。
パッケージが充填された後の再起動中は、リフターが下部位置に達する前にチェーンの動きを開始して、飛び散りを制御することが重要です。
3. より安定した紙容器リフターにより、飛散や滴下が減少
紙容器リフターは、充填中の最も重要な動きの 1 つを担います。タイミングがすべてです。パッケージを充填するための時間をできるだけ多く確保するために、適切なタイミングで開始と停止を行う必要があります。紙容器グリッパーが開閉するタイミングを正確に判断すると、充填中に傾くリスクがなくなるようにパッケージを完全に制御できます。
最適化されていないリフターを使用すると、飛散や滴下が生じます。
紙容器リフターの新たな改良は、主にリフターの動きに焦点を当てています。モーターパラメーターが調整され、動作範囲が拡大されました。新しい紙容器リフターの動きは、より安定したリフターの動きで、より良い充填につながります。新しい変更により、以前よりもさらに飛散や滴下を減らすことができます。
