テトラ・リカルト容器は、パレットや保管室、棚のスペースを効率よく利用できるため、小売業者に明らかなメリットがあり、そのすべてが製品の直接コストの削減に役立ちます。
それは基本的な配置に帰結します。テトラ・リカルト容器は四角形であるため、缶やガラス瓶の丸い形状の容器よりも、隙間なくパレットにたくさん製品を積載することができます。どのくらいでしょうか? パレットには缶よりも 10% ~ 20% 多く積載でき、ガラス瓶の場合はその割合よりももっと多くの製品を積載できます。
他の容器は通常、プラスチックで圧縮包装された段ボール製のトレイに載せた状態で供給されます。製品を棚に積み上げる前にトレイを切り取り取り除く必要があります。トレイに載せた状態で棚に置く場合でもプラスチックのラップを取り除かなくてはなりません。しかし、テトラ・リカルト容器であれば、プラスチックで圧縮されていないオープンな段ボールのトレイに載せただけの状態で供給されます。そのため棚に積み上げる場合も手順が 1 つ少なくなります。その他のメリットの 1 つは、テトラ・リカルト容器はラベルが常に正面を向いています。これにより製品のラベルが消費者に見えるように、缶や瓶の向きを変える作業がテトラ・リカルトには必要ありません。テトラ・リカルトに関する調査によると、棚に積み上げる時間は他の容器と比較し、30 ~ 50% 節約できることが判明しています。
繰り返しになりますが、棚のスペースの効率的な使用は、四角形の容器と隙間のあく丸形容器とでは効率の良さが明らかに違います。缶や瓶と比較し、テトラ・リカルトは棚に 40% も多く置くことができるため、製品補充の頻度が低くなります。
テトラ・リカルト容器を選択すると、小売業者の廃棄物処理が 2 つの点で削減されます。第一に、圧縮フィルムが使用されていないため、処理する廃棄物は 1 つであることを意味します。つまり段ボールのトレイのみです。もう 1 つの点は、テトラ・リカルト容器は缶、特に瓶よりも強く、落としても割れや破損がないことです。落下してへこんだ紙容器は、多少安い値段で消費者が購入しますが、へこんだ缶を購入する消費者はいません。ガラス瓶を落としたらどうなるでしょう? この結果は明らかです。スウェーデンと英国のスーパーマーケットで実施された調査によると、テトラ・リカルトは、缶と比較して容器の破損や販売不能による廃棄が最大 80% 少ないことが示されています。これは小売業者にとってどんな意味があるのでしょうか? まず、破損した製品が販売されないことによる収益の損失が少なくなり、それらの SKU を廃棄するための余分なコストが回避され、もちろん食品廃棄物も少なくなります。