気候への影響の軽減に貢献するエネルギー効率の高い建築物
当社の持続可能性へのアプローチは、調達と運用プロセスにとどまりません。これには、エネルギー効率の高い建築物の設計と建設が含まれます。
背景とイニシアチブ – 環境への影響の考慮
建物や設備は、CO2 排出に関して環境に非常に大きな影響を与えます。テトラパックでは、この課題に対処するため、エネルギー効率と環境に対する責任を、すべての建築プロジェクトに取り入れることを目指しています。
テトラパックでは、すべての新規プロジェクトと大規模な改修工事において、LEED（エネルギーと環境設計におけるリーダーシップ）のゴールドレベル認証を取得することを重視しています。エネルギー効率の高い建築物への取り組みは、小規模なオフィススペースを選ぶ際にも重要な要素となります。
結果 – 世界中のエネルギー効率の高い工場
テトラパックの、エネルギー効率の高い建築物に対する熱い取り組みは、様々なプロジェクトを通じて実証されています。2019 年 7 月、私たちは、ベトナムのビンズオンにベトナム初となる紙容器無菌包装材の工場を開設しました。
1 億 2,000 万ユーロを投じたこの施設は、年間 200 億パックの拡張性のある生産能力を備えており、要件の厳しい LEED の 4 つの認証のうち、ゴールド認証を取得したベトナムで最初の工場のひとつです。
画像：ビンズオン省にあるテトラパックの LEED バージョン 4 ゴールドレベルの認証紙容器工場
この他、インドのチャカンにあるテトラパックの工場では現在、LEED のゴールド認証を更新中であり、中国の昆山とフフホト、イタリアのモデナにある一部の工場では認証取得が進行中です。
2019 年 10 月には、中国の上海で、LEED 認証のプラチナレベルの開発施設内に新本社を開設しました。新たに改装された 7,600 m2 のオフィスは、エネルギー効率の高い内装設計と建設により、LEED ゴールド認証を取得しました。
同様に 2019 年 10 月、テトラパックは、2,500 万ユーロ規模の新施設を開設し、ポーランドのオルシュティンに持続可能な建築慣行に関し高い評判を誇るもうひとつの国際基準、BREEAM（Building Research Establishment Environmental Assessment Method）の要件に完全に準拠した工場を設計、建築しています。
テトラパックは、新しいプロジェクトや大規模な改修工事では可能な限り、国際的な認証基準である LEED のゴールドレベルの認証取得を目指しています。エネルギー効率と建物の認証評価は、たとえ小規模なオフィスを選ぶ場合でも、重要な決め手となる要素です。
画像：テトラパックのエネルギー効率の高い本社
エネルギー効率の高い建物に対するテトラパックの約束は、全社的な気候への影響に対する取り組みへ影響を与えています。LEED のゴールド認証および BREEAM 認証を取得することにより、テトラパックは当該の施設が気候への影響を最小限に抑えることを第一に考えて設計され、運営されていることを保証します。
LEED と BREEAM の認証は、テトラパックが環境に対する責任と持続可能な実践に真剣に取り組んでいることを実証するものです。これらの認証は、テトラパックがカーボンフットプリントを最小限に抑え、気候変動に対する世界的な取り組みに貢献していることを示すものです。
画像：屋上にソーラーパネルを備えたテトラパックの施設
将来を見据えて - より持続可能な建築原則に向けて
テトラパックは、今後のプロジェクトにおいても、エネルギー効率とさらに持続可能な建築への取り組みを優先していきます。厳しい認証基準を遵守することで、テトラパックは、気候への影響を抑制し、環境に配慮した事業を推進するための約束を守り続けます。これらの取り組みの成功は、パートナーや利害関係者とさらに革新と連携を深め、すべての人にとってより持続可能な未来を創造します。