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01 | 環境と健康は今日の消費者の2大関心事であり、関心の高さもこの順序に沿っています。テトラパックのグローバルな消費者リサーチ研究では、3分の2の回答者が環境災害に向かっていると考えています。それと同じ割合の回答者が、心身の健康が社会の大きな関心事であると信じています。
02 | 健康と環境保護は従来別々の分野として扱われてきました。しかし、現在では、オーバーラップする部分が増加しつつあります。約5人に3人の消費者が、自分の健康と幸福が環境問題の影響を強く受けていると既に考えています。消費者の環境への関心が高まるほど、消費者の健康に対する意識も高まります。消費者が環境問題を自分自身や家族に影響を及ぼすという認識を強めるにしたがって、遠く離れた抽象的な関心事から、より具体的かつ緊急で極めて重要な個人的関心になってきました。
03 | 若者は前向きな変化の強力な原動力。若者たちは両親よりも健康で長生きすることを望み、期待しており、それに応じたライフスタイルを選択しています。ソーシャルメディアの使用や気候変動の影響に関する個人的な経験も、若者が、環境に対しより責任を持って行動する原動力となっています。
04 | 消費者は、自分自身と地球双方の健康について最大限責任を負うべきであると考えています。現代のライフスタイル、特に何を食べて何を飲むかは、どちらにもマイナスの影響を与えるという循環をもたらすという信念が高まっています(上記参照)。多くの人たちはしかるべく消費行動を変えたいと考えていますが、コスト、知識がないこと、入手できないこと、選択肢の信頼性などがすべて大きな障壁になっています。ブランドには、消費者がこれらの障壁を克服して健康的でより環境優位性の高い生活を送るニーズの高まりに応えられる魅力的なチャンスがあります。
05 | 食べ物と飲み物は、健康と環境保護の収斂を促す重要な触媒です。健康と環境の理由から、消費者が最も変化を起こしたいのは、より環境に配慮した食品飲料製品の消費量の増加です。特に、スイートスポットは、天然製品/有機製品です。カテゴリーで言うならば、100 %果汁、牛乳、パッケージ入りのミネラルウォーター、ココナッツウォーター、植物性飲料が最も人気を集めています。
06 | 包装、特にリサイクル性は、極めて重要です。現在、リサイクルは、環境に配慮する人の1番の特徴と考えられています。リサイクル性は環境優位性の高い製品と最も関連性の高い言葉で、食料製品と飲料製品全体で3番目に訴求力のある言葉です。今日、世界の消費者の約5人に4人が、高価でも環境に配慮した包装を使った食品や飲料を購入したいと考えています。さらに、5人に2人以上が高額でも健康志向の食品を購入したいと考えています。
07 | 反プラスチック感情が高まっています。3人に2人近くの消費者は、環境に配慮する人はプラスチックを避けていると考えており、3人に1人は今後12か月以内にプラスチックの購入と使用を減らすつもりであると答えています。
08 | テトラパックの調査分析では、健康と環境保護に対する意識または懸念に関連してはっきりとした特徴のある 6 つのグローバル消費者セグメントが明らかになっています。各グループには、独自の信念と価値観、変化の牽引役と目標、信頼できる情報源があります。これにより、対象製品とメッセージの両方に明確な機会を生み出されています。
09 | 今後最も成功するブランドは、目的を示し、優れたサービスと製品を提供するだけではなく社会に積極的に貢献していることを示すことができるブランドです。しかし、テトラパックの定量的および定性的グローバルリサーチでは、健康と環境保護に関する信頼性のギャップが明らかになっています。さらに、インフルエンサーリストにおけるブランドの位置づけは、影響力が低いとされています。ブランドからの助言やインスピレーションを参考にしている消費者は、たった10人に1人です。
10 | 食品と飲料は、環境と健康に関する考えの共通点に最も早く気付いた業界です。そのトレンドによって、ブランドには、消費者へのアプローチとコミュニケーションを同時に行うことで、強力で意義深い個人的な消費者とのつながりを作れる新しいチャンスが生まれています。