テトラパック® インラインブレンダー D は、乳製品の自動インライン調合向けに設計された高性能ユニットです。
主なデータ
調製乳製品のインライン調合、および脂肪、タンパク質、固形成分などのコンポーネントをインラインで標準化するユニットです
処理能力:
5,000 ~ 75,000 リットル/時
用途:
テトラパックインラインブレンダー D は、フレーバーミルク、チーズミルク、粉乳用の標準化された牛乳、乳酸菌飲料、練乳、液体の調製製品など、多様なレシピが取り扱えるようにカスタマイズできます。
高度なソフトウェア
内蔵された制御ソフトウェアにより、製品混合に使用される材料の量を管理します。 この高度に制御されたプロセスにより、一貫した製品品質を維持することができ、消費者にとってはいつもの商品、生産者にとっては安定した生産を提供します。 同時に、高い精度によって材料の「無駄」がほとんど生じないため、収益性が向上します。
複数の材料の処理
このユニットでは同時に最大 11 種類の個別の材料ストリームを処理することができ、ほとんどの製品の調製に使用できます。 すべての材料と製品パラメーターは、質量平衡方程式を使った高度なレシピ マネージャーによって管理されています。 これにより、製品の調製と標準化プロセスが精密に管理され、製品 (仕様どおり) を次の処理段階に進めることができます。
インライン生産メソッド
インライン生産では、製品はシステム内を連続して流れます。 このメソッドは、タンクの数が少なく (バッチ生産と比べて)、保留容量による製品ロスが大幅に削減されるため、大容量の生産にとって経済的です。
より少ないバッファー・タンク
連続生産では、バッチ生産と比べてバッファー・タンクは少なくて済むため、全体的なユーティリティの消費が削減されます。たとえば、20,000 リットル タンクを 1 個取り除くと、水の消費は年間 600m3、電力消費は年間 26,400 kWh、CO2 排出は年間 13 トン削減されます。
自動生産システム
自動制御システムのおかげで、オペレーターは生産レシピを選択するだけです。 この生産レシピはテトラ・アルファスト システムに送信され、オペレーターが介入することなくレシピを実行します。 そのため、オペレーターはユニットにほとんど時間をかけずに済みます。