テトラパック® グレイニーチーズバット E4 は、カッテージチーズ / グレイニーチーズのラインでチーズカードを準備するために使用する最新式の高度に自動化された装置です。 このようなラインには、充填機、パスチャライザー、ドレイナー、タンク、ブレンダーなどが含まれる場合があります。
加熱ジャケット
加熱ジャケットはバット底部と側壁に配置され、均一かつ急速、そして制御された熱伝導を確保します。チーズカード (凝乳) に対する熱伝達を制御することによって、 離漿の速度も制御します。これにより、最終製品の含水量を正確に決定することができます。
押し出しインレット設計
伝統的なバット設計では、溶接された接続部が内部ジャケット壁と直交しています。 バットが加熱や冷却をしていく中で拡張や収縮を繰り返し、溶接部に亀裂が生じるおそれがあります。 このユニットでは、内部ジャケット壁から CIP 洗浄、水、マンホール ホエイ (乳清) 排出などに通じるすべての接続部が押出成形されて鋼による滑らかな弧形になっています。 これによって、熱応力に起因する亀裂が防止されます。
ティッピング・システム
排出工程の最終段階になるとバット底部の圧力トランスミッタが信号を送信し、バットが傾いて最後のカードが排出されます。これによって、バット内に製品が残ることがなく、無駄を低減できます。
インデント付き後壁
バットの後壁には一定の間隔でインデントがついています。すなわち、カード (凝乳) が縦に切り分けられると、凝固したカード 塊の一番端までハープが切り分けを続けることができます。「切り分けられていない」カードは残りませんので、無駄を低減できます。
ブレード設計