テトラパック® カソマチックシステム SC7 の新しいモジュールでは、かつてないほど高品質のチーズとホエーをより効率的に製造できます。 テトラパックカソマチックシステム SC7 は、1 つの工程でホエー排出、事前圧縮、正確なチーズブロックの形成、および凝乳のモールド充填を行う完全に自動化された連続システムです。
テトラパックカソマチックシステム SC7 は、ハードおよびセミハードのチーズの製造に適していますが、脱ホエースクリーンを追加することにより、粒状のチーズタイプを製造することもできます。
柔軟なホエー排出システムの適用によって、コラムごとの高い容量を実現しています。 単一のサイズのチーズを製造する場合は、テトラパックカソマチックシステム SC7 をお選びください。
テトラパックカソマチックシステム SC7 には次のメリットがあります。
ディンプル ジャケットによる冷却
ディンプル ジャケットはバッファー・タンクの円錐部品を取り囲み、カード(凝乳) / ホエイ (乳清)混合物をその充填中、滞在中、排出中に冷却しています。 これによって酸性化過程が遅くなり、したがって、バッチの最初から最後まで、チーズの最終的な含水量のばらつきを抑えます。
バッファー・タンク設計
当社は長年の経験によって得られた専門知識に基づいて最適な内のり寸法と撹拌機を備えたバッファー・タンクを開発しました。これによって、カード (凝乳) とホエイ (乳清) の比率をほぼ一定に保ち、カード粒子の分配を一定に保つことができます。 その結果、均一で一貫性のあるカード混合物がカソマティックに投入されます。
ドレナージ システム
ドレナージ システムは 3 つの有孔区域に分かれています。そして、あらかじめ設定されたレシピによる必要量が取り除かれるまで各手順でホエイ (乳清) を優しく排出し、安定したコンパクトなカード (凝乳) ブロックが作成されます。 調整膜バルブの使用によってホエイの流れを制御し、最適量が確実に除去されます。 穏やかな処理で製品の形を保ち、ロスを最小限に抑えます。
ホエイ (乳清) サーキュレーション システム
ホエイ サーキュレーション システムは、移動中のカード(凝乳) 粒子を排出区域に留め、沈殿を防止します。 分流器によってインサートのフランジのカードの蓄積が最小限に抑えられることで生産中の微生物の成長が抑えられ、CIP 洗浄サイクルが短縮されます。
カード (凝乳) ブロック形成
カード ベッドからカード ブロックが切り取られると、装置前面に丁寧に運ばれます。 モールドは、ブロックをモールドに運ぶときに摩擦を最小限に抑えながら素早く開く放水路プレートの下に差し出されます。
オートメーション システム
当社の高度な制御ソフトウェアは生産を連続的に監視するようにプログラムされ、ラインでの予想外のあらゆる障害の影響を最小限に抑えます。 チーズの構成は急速に変化するため、切り分けの高さを調整したりバッファー・タンクを冷却したりして生産のばらつきを抑えることが重要です。 制御システムはこれを自動的に行いますので、作業員の介在は必要ありません。
コンベヤ
モールドのコラムへの引き渡し、カード (凝乳) ブロックの収集、充填されたモールドの圧縮システムへの移動など、モールド コンベヤーはあらゆる手順で丁寧に製品を処理します。 それには、カード ブロックを変形させることなくコンベヤーのモールドに搭載してコラムからプレスになめらかに移動させるリフティング バッファリング システムも含まれます。
ドージングチャンバーの設計
密封された添加チャンバーはホエイ (乳清) が最上部から最下部まで流れ落ちるように設計されています。そのためカード (凝乳) の蓄積を完全防止できます。 ホエイの連続的な流れと定期的な洗浄により、細菌の増殖が最小限に抑制され操業時間を延長することができます。