テトラパック® ディップ&トランスファー・ユニット 2000 A3
フローズンアイスクリームのスティックやサンドイッチ製品をテトラパック®エクストルージョントンネル A3 のトレイから取り出し、テトラパック®マルチレーンラッパー A2 のラッピングレーンに置くことで、それらの製品の大容量マルチレーンで移送やディッピングを行います。
処理能力
最大 43,200 製品 / 時
用途
アイスクリームスティックとサンドイッチ製品
ディッピングの分割
コーティング・タンクは最大で 4 つの区分に分割可能で、それぞれにポンプと撹拌機が装備されています。 これにより、添加材料あり/なしの両方で 4 種類の製品をコーティングできるため、バラエティ・パックの製造が可能です。 複数のコーティング材を使う一般的な例としては、ダーク・チョコレート、ミルク・チョコレート、ホワイト・チョコレート、砕いたアーモンドを添加したミルク・チョコレートなどが挙げられます。
ディッピング制御システム
オペレーターが設定するだけで、ディッピングの速度や時間、レベルは、すべてレシピ・ハンドリング・システムによって自動的に制御されます。 これによりチョコレートなどの高価な材料の塗布量が、多すぎず少なすぎない適切な量に保たれます。また、プロセスは完全に再現可能です。
レベル・コントロール・センサー
チョコレート・タンク内のセンサーがコーティング材の基準面を監視し、タンクの補充が必要になるとオペレーターに警告します。 これにより供給と温度の両面で安定するため、目標どおりの製造が維持されます。
配置システム
ペーパー・レーンの正確な位置に製品を丁寧に配置できるように設計されたサーボ駆動のシステムです。 また、製品を 1 つの位置ずつ配置するため、当社ラッピング装置の「製品がなければラッピングしない」機能 が実現します。 さらに人間の手に触れることがないため、汚染リスクも低減されます。
ライト・カーテン
ライト・カーテンは、ディッピング・セクションの両端に配置することで目に見えないドアとして機能します。 光のパネルが破られると、装置は自動的に停止します。 これにより安全性と衛生レベルが向上しますが、視認性が損なわれることはなく、洗浄も必要ありません。 再始動は 1 分以内で完了します。
ディッピング・システム
ディッピング領域の長さとモジュール設計により、ユニット内には 25 個のディッピング・ステーションを構成できます。 これにより、チョコレートやキャラメル、ジュース、それらの組み合わせなど、さまざまなコーティングを施したアイスクリーム製品を生産できます。
チョコレート・タンク
チョコレートなどのコーティング材の加熱に対応した完全な自己完結型ユニットです。 ウォーター・ジャケットを備えており、コーティング材を一定の温度に維持します。 4 つのポンプと撹拌機が液体をかき混ぜ、ディッピング・カップが満たされた状態を維持します。そのため、個々のアイスクリームに適切な量のチョコレートが塗布され、廃棄物が最小限に抑えられます。
重なり合ったグリッパー
各グリッパー・ヘッドには最大で 12 個のグリッパーを装備できます。 グリッパーの外形は重なり合っているため、正確な位置に配置されていない場合でも、製品を取り出すことができます。 また、トレイから漏れなくすべての製品を取り出すことができます。 このように、取り出しと配置の両方で使用される点がテトラパックのディップ&トランスファー・ユニット独自の特徴です。
テトラパックのアイスクリーム PDC では、実際の製造に近い完全な環境で、最新のアイスクリーム加工処理ソリューションを実験できます。