ミキサー自身の乱流を利用することで、液体ジェットや機械的攪拌装置による渦や表面破壊を避けることができます。また、非常に速い混合処理を実現できます。これは、タンク内の液体自体が攪拌する役割を担い、乱流を使用して混合するからです。 テトラパックラジアルジェットミキサーは、最後の成分が添加されてから 2 ~ 10 分で標準飲料を混合します。
混合フィールドの対称性、渦の発生がないこと、高い充填レベルの柔軟性(6 ~ 100%)が組み合わさって、均質な処理を保証します。
処理能力:
タンクの寸法に応じて、シングル(S)またはツイン(T)の混合ノズルがあります(タンクは含まれていません)。
200 cP までのバッチ混合に最適です。
用途:
炭酸飲料、ジュース、ネクター、非炭酸清涼飲料、機能性飲料などの飲料製造に加え、乳飲料や植物性飲料にも対応しています。
シングルノズルまたはツインノズル
テトラパックのミキサーは、タンクの大きさに応じてシングル(S)混合ノズルまたはツイン(T)混合ノズルが使用できます。 どちらの場合も、混合ノズルは再循環ポンプにより発生する液体の高速ジェットを通して安定した乱流を生成します。 このノズルは高せん断を作り出すことはありません。安心してお使いいただけます。 アジテーターのせん断速度は、テトラパックのノズル近くよりもブレードの先端で 100 倍以上になります。 これは製品の品質を保持するのに役立ちます。
高速混合
テトラパックでは、20 立方メートルのタンクの試験でコーラ飲料の製造における、従来のアジテーターとテトラパック® ラジアルジェットミキサー T のバッチ時間を比較しました。 最後の材料添加後の混合時間は、従来の味データーでは 20 分であったところ、テトラパックのミキサーではわずか 6 分でした。 準備に必要な時間も削減できました。 結果: バッチごとに 24 分の時間の節約。 これはいずれの飲料製造でも同じです。
カスケード洗浄
パラグアイの工場のタンクのビデオをご覧ください。 このイノベーションは、お客様の粘度の高い飲料の CIP 洗浄サイクルを削減します。これまでの時間から 90 分以上、さらには粘度の低い飲料の平均的なサイクル時間まで低減できます。 洗浄液はスプレー ボールから入り、テトラパック® ラジアルジェットミキサー T を使用して強力なジェットとして排出され、洗浄が難しいことで知られるジュース、ネクター、エナジードリンクのタンクをより迅速かつ効率的に洗浄します。
安定した均一な混合
テトラパック® ラジアルジェットミキサー T は、パルプ、繊維質、その他の浮きやすい食材の混合に最適です。 乱流により、それらの食材はバッチ内に分散されます。 背のより高いタンクでは、粉末や溶け込んでいない材料が底に沈殿する傾向があります。 テトラパックのラジアルジェットミキサーを使用すると、これはまったく問題になりません。 お客様は、別の小さなサイズの粉末用予備ミキサーを必要とせずに、非常に大型のタンクで粉末を混合できます。 繊維質、パルプ、その他の浮きやすい食材は、底部から追加することに注意してください。
1 台のミキサーで 3 つの工程
T モデルの混合ノズルは上部に横向きのアウトレット開口部があります。 これにより、高低の 2 段式の混合ができます。 エア圧により混合ノズルのバルブの位置を切り替えることで、高さを変更します。 CIP 洗浄の工程は、混合ノズルの上部アウトレット開口部を使用して、ポンプの速度を挙げることで達成されます。
簡単な設置と保守
1 つのフランジをタンクの底部に溶接するだけです。 アジテーターのようにタンク内に数個の継手を追加する必要はありません。 必要なのは、1 個のポンプとバタフライバルブ一式のみです。これは設置するコンポーネントが少なくなると同時に、試運転の回数も少なくなることを意味します。 さらに、ポンプはタンクの外側の地上に設置されるため、アクセスも簡単にできます。 一般的なアジテーターと比較し、より簡単な設置(1)、操作(2)およびメンテナンスの低減(3)により、最初の 2 年間だけで 17,300 ユーロ以上を節約できるとテトラパックでは予測しています。
柔軟なバッチサイズ
低い充填でも高い充填でも、いつでも完璧なミックスを得ることができます。 実際、研究目的や季節製品などの小さなバッチサイズの場合は、充填レベルを 6% まで低くすることができます。 通常のアジテーターの場合、必要な充填レベルは常に約 30% ですが、それと比較してテトラパックのラジアルジェットミキサーの場合は、製造する量に関係なく同じサイズのタンクで問題なく混合できます。 また、ミキサーはタンクを上部または底部から材料を供給することができます。