テトラパック® パスチャライザー BF は、飲料の加熱処理を高効率で継続して行える加工処理ユニットです。このユニットは、アセプティックまたは高温充填用に設計され、常温保存が可能な製品を製造する際に間接的に加熱するチューブ式またはプレート式熱交換器を使用しています。
この殺菌装置は、ジュース、ネクター、清涼飲料(非炭酸)、果汁飲料、アイソトニック飲料、トマトジュース、スムージー、エネルギードリンク、果汁入り乳飲料、微炭酸飲料(繊維や固形物有りまたは無し)などの飲料に適しています。
テトラパックパスチャライザーユニット BF は、単独のユニットとしても、完全なラインソリューションの一部としても設置できます。
主なデータ
優れた柔軟性を持つプレミアムな殺菌装置ユニットです。低所有コストで、食品の安全性を確保しながら柔軟性と将来性を提供します。
処理能力
テトラパックパスチャライザー BF は様々な処理能力を持ち、毎時 3,000 リットル~毎時 55,000 リットルの容量に対応します。
用途
ジュース、ネクター、清涼飲料(非炭酸)、果汁飲料、アイソトニック飲料、トマトジュース、スムージー、エネルギードリンク、果汁入り乳飲料、微炭酸飲料(繊維と固形物有りまたは無し)。
差圧
ブースター ポンプは、ユニットの殺菌された側と未殺菌の側とで差圧を作り出します。 安全性をさらに向上させるために、この差圧は圧力トランスミッターで監視することができます。 これらのトランスミッターは差圧が維持されていないことを「察知」すると、製品は再循環のためにバランス タンクに自動で差し戻されます。
迂回システム
製品の温度は、ホールディング セルの前後で確認されます。 製品は、適切な温度まで熱せられ、ホールディング セル内で適切な時間が経過した場合にのみ、殺菌装置から出ることができます。 それ以外の場合は、自動的に信号が迂回バルブに送られ、製品はバランス タンクに迂回され、再度循環されます。
自動ハイバネーション
水の循環中、殺菌装置内の流量を減少させ、冷却を停止し、ほとんどのサブモジュールのスイッチをオフにすることができます。 この「ハイバネーション」により、製品がシステムに供給されるまでに消費される蒸気、エネルギー、水の量を最小限にすることができます。 増量と減量の時間はわずか 2 分ほどですが、短い水循環の時間でもハイバネーションを使用する価値はあります。
低ロス バランス タンク
スマートなバランス タンク構成により、製品がタンクに入る前に最大限の水を取り除くことができ、製品と水の混合を低減することができます。 このメソッドにより、ミックス フェーズにおけるリットル数を 50% 以上減らすことができ、製品ロスを大幅に削減することができます。
オペレーター・パネル付き、オートメーション・ソリューション
テトラパックの統合オートメーション・ソフトウェアが 21.5” タッチ・スクリーン・インターフェースに接続されており、経験の多少にかかわらず、オペレーターはこれを見て殺菌装置の現在の状態 (温度や圧力など) を把握することができます。稼働状況はリアルタイムに表示され、障害が発生した場合はただちにアラートが発生し、オペレーターに知らせます。 オートメーション・ソリューションがラインに統合されていると、1つのインターフェースからライン全体を把握することができます。
最適化された殺菌
Tetra Pak パスチャライザー BC は、最新の研究成果を活用して、pH 値 4.2 以下の飲料を低温殺菌します。 この分野に精通したテトラパックのエキスパートが、最大 20% のエネルギー節減を実現する低温殺菌について、その安全性を裏付ける科学的資料を提供いたします。 詳細については、最寄りのテトラパック営業担当者にお問い合わせください。