テトラパック® バクトフュージユニットは、従来からチーズミルクの前処理に使用されており、通常はバター酸性胞子(嫌気性の胞子)を取り除きます。 また、バクトフュージユニットは、粉末、消費用のミルクとクリームの品質を向上させるためにも使用され、通常は好気性の芽胞(セレウス菌など)を取り除きます。
ユニットの効率は、侵入したバクテリアや胞子の減少割合で表示されます。 一般に、効率は 99 % にまで達します。 高い効率が要求される設置の場合、2 台以上のユニットを直列に設置できます。
主なデータ
胞子やバクテリアを除去する、またはタンパク質を濃縮するためのユニット
処理能力
5,000 リットル / 時~ 55,000 リットル / 時
用途
チーズミルクの前処理、牛乳、粉末製造用の牛乳、ホエーとタンパク質の濃縮。
密閉式インレット シール
ユニットの外では、パイピングが密閉式シールによって回転スピンドルと接続されています。これにより、空気がバクテリア除去ユニットに侵入するのを防ぎ、製品が漏れだすのを防ぎます。空気が存在しないため、粒子と凝集体サイズが減少するリスクを最小限にすることができます。より低い回転速度で優れた分離効率を可能にするため、胞子とバクテリアの除去が向上します。
空洞スピンドル
競合するモデルとは異なり、テトラパックのバクテリア除去ユニットでは、製品はボウルにスムーズに入り、回転するスピンドルを通過しながら徐々に加速します。システム内に空気が存在しないことも相まって、製品は丁寧に扱われます。そのため、粒子と凝集体のサイズが常に維持されることを意味します。
耐食ボウル
二相ステンレス鋼とスーパー二相ステンレス鋼製のテトラパックのボウルは、耐腐食性に優れているため、耐用年数が延長されます。 AirTight 設計の遠心分離機のボウルは、10 年の保証付きです。
ヘルメチックアウトレットシール
製品は、ヘルメチックアウトレットシールを通してバクテリア除去ユニットから排出されます。 これによってオーバーフローが避けられ、機械の 2 つのフェーズで、クリーンミルクおよび胞子とバクテリアを添加したミルクが不必要に混合されるのを防止します。 また、不要な空気が機器内に入り込むのを防ぐことにより、脂肪球が分割して下流のプロセスで問題が発生するのを回避します。
製品排出ポンプ
製品は、モデルに応じて、1 つまたは 2 つの回転ポンプを通してバクテリア除去ユニットから排出されます。ペアリング ディスクではなくポンプを使用することにより、機械的な変更を行うことなく、同じ装置で幅広い容量を扱えます。また、エネルギー効率も向上します。
デイリープロセシングハンドブックはテトラパックの広範なノウハウが凝縮され、製造プロセスに関する情報が、詳細にまたより分かりやすく説明されています。