テトラパック® チューブ式熱交換器は、液体食品業界において、10 年間にわたる使用実績のあるチューブ式熱交換器です。 ストレートチューブと波形チューブを組み合わせることで、最適なパフォーマンス、長い生産時間、低いメンテナンスコストを実現します。
現在、テトラパックでは、様々な用途に対応した 3-A 認証オプション、水温式(P2W)用途の EHEDG 認証オプションを用意し、優れた洗浄性と衛生設計に関する独立した証明を提供しています。
主なデータ
食品加工処理ラインの食品加熱処理向けチューブ式熱交換器
処理能力
毎時 200 リットル~ 60,000 リットル
用途
低粘度から高粘度の食品(固形物ありまたはなし)および食物繊維や果肉を含む製品。
浮遊保護システム
熱交換器の内部チューブと外部チューブおよび接続部分は、固定または溶接されているのではなく、浮遊しています。これにより、チューブで熱膨張または熱収縮が発生しても亀裂のリスクがありません。製品の汚染のリスク (膨張による亀裂) も排除し、すべての部品の検査が可能で、部品の簡単な交換を実現しています。
モジュール設計
熱交換器のフレーム、チューブ、および他のコンポーネント部品は、解体や再構築が簡単な仕方で組み立てられています。 これにより、異なるレシピ、容量、製品の種類に応じて、熱交換器をカスタマイズすることが可能です。 お客様は何を重視するかを決めることができます。 生産する予定の製品だけでなく、エネルギー消費量や投資コストなどの面でも柔軟性を提供しています。
熱交換器保護パネル
Tetra Pak® チューブ式熱交換器の周りに設置される保護パネルは、機器を包み込み、熱を閉じ込めます。 これにより、エネルギー消費量が最大 6% 節約できます。 追加の断熱により、節約は 11% に上昇します。 また、熱い表面との接触のリスクが減るため、パネルはオペレーターの安全性も向上させます。
製品間の熱回収
このタイプの熱交換器では、加熱済みの製品が、供給される冷たい製品の横を通過して予備加熱することができます。これにより、新しい製品が殺菌温度に達するのに必要なエネルギーを削減できます。これは、浮遊保護システムのおかげで亀裂のリスクが排除され、製品の二次汚染を防止することによって実現しています。
長い、フローティングチューブ
テトラパックの 6 メートル チューブ付きのチューブ式熱交換器は、市場で最も安全です。 浮遊型の設計により、チューブに亀裂が生じるリスクがなく、コンパクトで効率的な熱交換器を提供できます。 熱交換器は、垂直に積み上げるのではなく、水平に延ばすため、保守の際のアクセスも楽です。
特許出願中の Q 波形
テトラパック独自の Q 波形は現在、特許出願中ですが、この独自の技術により、圧力損失が 40% 低減し、熱交換器のポンプの電力消費を最大 40% 削減できます。 また必要な圧力が少ないため、従来と比較して小型で安価なポンプが使用でき、コストをさらに削減し、二酸化炭素排出量も削減することができます。
P2P 技術には、大きな省エネルギー効果が期待できます。 滑らかに継ぎ目なく溶接された革新的なスプリングボックスなどの主要部品を採用することで、最高の衛生性が実現します。