テトラパックの飲料用紙容器の平均板紙含有量は 70% 以上ですが、それらは責任を持って調達された場合、再生可能な原材料となります。テトラパックの紙容器に使用される板紙はすべて、FSC(Forestry Stewardship Council™/森林管理協議会)FSC® 認証が認定した森林やその他の管理された資源から調達されており、森林資源の持続可能な利用をサポートしています。
プラスチックの代わりに板紙の使用を増やすだけでは、1.5度の気候目標を達成するには不十分です。世界的な木材需要の高まりは、自然損失の主な原因である森林の劣化と森林破壊のリスクを高めています。そのため、テトラパックは、FSC(Forestry Stewardship Council/森林管理協議会)によって認定された責任を持って管理された森林、その他の管理された資源からのみ板紙を調達しています。
紙容器の製造では、液体パッケージングボード(LPB)と呼ばれる特殊板紙製品のみを購入しています。LPBは、パレット、クレート、オフィスペーパーなど、テトラパックの全世界の木材ベース購入の 97% 以上を占めています。
1責任ある調達は、調達方針にも反映されているテトラパックの戦略的目標の1つです。すべての LPB サプライヤーは、サプライヤーに対するテトラパック ビジネス行動規範およびテトラパック液体用紙容器の責任ある調達手順を遵守する必要があります。これは人権、労働基準、労働安全衛生、環境、およびビジネス倫理の分野におけるテトラパックの要件を定義するものです。
2 テトラパックのFSC(森林管理協議会)ライセンス・コードは FSC-C014047 です。
3 管理された資源とは、FSC(森林管理協議会)が管理する木材です。これらの木材は、リスクの低い資源から採取されていますが、そこには、違法伐採された木材、地元の伝統や人権を無視して伐採された木材、管理活動によって高い保全価値が脅かされている森林から伐採された木材、プランテーションや森林として以外の利用に鞍替えされた森林で伐採された木材、および遺伝子組み換えの木が植樹されている森林の木材は含まれません。テトラパックの FSC® 認証包材は、 FSC(森林管理協議会)のクレームである「 FSC(森林管理協議会)のミックス 70% 」で製造されています。これは、木材繊維の少なくとも 70% が FSC(森林管理協議会)の森林管理の認証森林から、また最大 30% がFSC(森林管理協議会)の管理木材から調達されることを意味します。その他の情報:https://fsc.org/en/fsc-mix-label-and-controlled-wood
4 CDP の 2023 年森林アンケートで報告されたデータに基づく
5 森林破壊の期限日 2020 年 12 月 31 日は、更新された FSC(森林管理協議会)の救済および修復枠組みの更新と森林を破壊しない製品に関する EU 規制に合わせて、更新されています。森林が破壊されていない地域とは、次に述べる結果として、自然林が喪失していない地域を指します。i)農業への転換、またはその他の森林以外の利用への転換。ii)植林地への転換。または iii)極端かつ持続的な劣化。
6テトラパックは、信頼できる認証スキームを、ISEAL のメンバーで、ISEAL の Code of Good Practice(適正実施規範)に準拠しているを基準と定義しています。
7少なくとも一次加工業者(LPB 工場など)のレベルまで追跡可能であると定義していますが、今後の規制要件に合わせ、管理された森林単位まで追跡可能が望ましいと考えます。一般的に、トレーサビリティーとは、製造のための原材料の調達から最終の消費者に至るまで、製造、加工、流通の各段階を通して製品を追跡することを指します。